正しい耳掃除の仕方

2021.03.22

スターキーさんの許可を得て、ブログを転載させて頂いています。

一般的に耳垢は、耳の健康にとって重要です。汚れやゴミ、細菌を集め、耳に不要な異物が入るのを防いでいるのです。また、耳の乾燥やかゆみを防ぐ潤滑性能を持っています。そして、抗真菌・抗菌作用があり、耳の中や耳の周辺の感染症と戦うのを助けてくれています。

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しかし、耳垢は臭いがする場合もありますし、耳を清潔に保つためには不愉快なこともあります。とはいえ、耳掃除には正しい方法と間違った方法があるんです。

通常、耳は自分で掃除しますが…

一般的に、耳垢は会話や咀嚼などの通常のあごの動きによって自然に耳の外に排出されます。そのため、ほとんどの人は、通常の入浴後以外に耳掃除をすることはほとんどありませんし、する必要もありません。シャワーを浴びた後、洗顔後に余分な水分と外耳に付着した耳垢をタオルで拭き取るだけです。それが正しい方法です。


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耳掃除に綿棒を使わないでください。


耳の中を掃除するときの間違った方法は綿棒です。綿棒は耳垢を耳の奥に押し込んでしまい、耳が詰まってしまう原因になったり、これによって鼓膜の振動が正常に行われなくなったりします。綿棒を使って耳掃除をしている人は、耳垢を良くするどころか悪くしてしまうことが多いです。詰まりは、より大きな問題につながる危険性があります。綿棒の外箱のパッケージには、綿棒を外耳道に挿入しないように警告しているものもあります。


耳垢がたまることはあります

耳の形は人それぞれなので、通常の掃除方法が必ずしも効果的とは限らず、ある人は耳垢が溜まってしまうことがあります。耳垢が自身で外に出て行くようになっていない場合、次のようなことが起こっているかもしれません。

耳垢が過剰になる場合、次のような症状が現れます。


・耳が聞こえにくい
・耳が詰まっているか、耳鳴りがする
・耳の痛み
・耳から出る臭い
・めまい


補聴器を装用している人は、耳に補聴器をつけている時、耳垢が自然に外に出て行くのを妨げてしまうため、耳垢が溜まりやすくなる傾向があります。また、耳垢は年齢とともに変化するため、高齢になると耳垢が溜まりやすくなります。

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余分な耳垢の対処法

過剰に耳垢が出ていると思われる場合は、医師の診察を受けるのが一番安全です。耳の中を見て耳垢を調べ、除去する必要があるかどうかを判断してくれます。耳垢を除去する必要がある場合は、水で柔らかくし、吸引、またはキュレットを使用して耳垢をすくい取ることができます。おそらく、耳垢の蓄積に対する予防策として、あなたが定期的に通うことをお勧めするでしょう。


安全で家庭でできる耳垢除去方法

あなたが自分で耳垢を除去することを望まない場合は、安全な方法がいくつかあります。薬局や一部の小売店では、耳垢除去キットや耳垢を柔らかくする市販の点耳薬が販売されています。医師や薬剤師に聞いてみるとよいでしょう。ミネラルオイル、ベビーオイル、過酸化水素も耳垢を柔らかくする効果がありますが、使用量に注意が必要です。


耳の専門家に相談してみてください

耳垢が気になる方は、耳の専門家に相談することをお勧めします。糖尿病を患っている人、耳の感染症にかかりやすい人、鼓膜に穴が開いている可能性がある人、チューブを使用している人、免疫システムが低下している人は、自宅での治療を試みる前に、注意を払って専門家に相談することが重要です。

転載元:正しい耳掃除の仕方 綿棒は・・・ (starkeyjp.com)